田中 伸
shin tanaka
弁護士になって46年になります。この間、委任を受けて様々な分野で対応し、特殊な分野を除いて一般的な分野はすべて経験してきました。サラ金問題、刑事問題、離婚問題にも若い頃は積極的に取り組んできました。
独立開業してからは、反社会勢力が一般人の関係においても、取引社会に侵入してきたことに対し危機感を持ち、反社対策(民暴対策)の取り組みの必要性を痛感するようになりました。 視野を広げて、組織犯罪対策にも関心を持ち、日弁連民暴委員会で、アメリカ、イタリア、フランスの組織犯罪対策の視察旅行にも参加したことがあります。この当時の日本の犯罪対策は、諸外国と比較して初歩的かつ間接的であることも知らされました。
民暴問題の後には、犯罪被害者支援や不動産賃貸借の分野にも範囲を広げました。賃貸物件が組事務所になったり、無断改造・転貸使用されている案件を扱ったこともあります。
平成13年4月1日に、消費者契約法が施行され、賃貸借契約に消費者契約法を適用して、従前の契約条項の有効・無効が激しく争われるようになりました。特に標的にされたのは、敷引金、礼金、更新料等です。平成19年4月からは、更新料裁判が本格化し、高等裁判所において、更新料条項を無効とする判決が出されましたが、平成23年7月には、最高裁判所で「更新料は消費者契約法に違反せず有効」との判決を獲得することができました。
京都の家主の人々は、小規模経営の方が多く、更新料は、賃料の補充として貴重な収入源でした。それが消費者契約法の適用により無効となると、消費者契約法の施行日である平成13年4月1日に遡って返還しなければならないという理屈になり、家主側は、倒産の事態にも追われかねない事態になっていました。最高裁は更新料有効判決を判断し、更新料の返還は否定されました。契約を承諾した代金を後になって拒絶することは後出しジャンケン、料金の踏み倒しであり、許されるものではないことを最高裁に主張したことが認められ、事なきを得ました。更新料弁護団で、私は貸主側弁護団の団長をしていたため、大変苦労しましたが、乗り切りました。更新料裁判に深くかかわったことにより、その後の私の仕事は、不動産問題を中心に活動することになりました。
以上のような経緯を経て、今日に至っています。
経歴
| 1976年11月 | 司法試験合格 |
|---|---|
| 1977年3月 | 東京大学法学部卒業 |
| 1979年4月 | 京都弁護士会登録(第31期) |
| 1985年5月 | 田中伸法律事務所開設 |
| 1989年4月~ 1992年3月 |
京都弁護士会民暴センター委員会委員長 |
| 1992年6月~ 1994年5月 |
日本弁護士連合会民暴委員会委員 |
| 1994年4月~ 1995年3月 |
京都弁護士会副会長 |
| 1995年6月~ 1997年5月 |
日本弁護士連合会民暴委員会副委員長 |
| 2000年4月~ 2002年3月 |
京都弁護士会犯罪被害者対策委員会委員長 |
| 2011年7月 | 最高裁更新料有効判決の獲得 |
| 2024年3月 | 英語検定一級合格 |
| 2024年5月 | 京都府暴力追放運動推進センター理事長 |
| 2026年2月 | 田中伸法律事務所と弁護士法人北大路との経営統合により、名称を「弁護士法人田中・上羽法律事務所」に改める |
受賞歴
| 1997年11月 | 暴力追放運動功労者表彰、 暴力追放栄誉・銅賞受賞 |
|---|---|
| 2002年11月 | 暴力追放栄誉・銀賞 受賞 |
| 2009年11月 | 暴力追放栄誉・金賞 受賞 |
公職歴
| 2001年4月~ 現在 |
京都府警察本部 民事相談員 |
|---|---|
| 2006年4月~ 現在 |
(公財)京都府暴力追放運動推進センター 理事 |
| 2024年5月~ 現在 |
(公財) 京都府暴力追放運動推進センター 理事長 |
上羽 利明
ueba toshiaki
弁護士法人田中・上羽法律事務所は、田中伸法律事務所と弁護士法人北大路が前身となります。田中伸法律事務所は、創業40年、弁護士法人北大路は創業6年の事務所として合併致しました。顧問先をはじめとした顧客の方々、関係各位におかれましては、当事務所に対する信頼に対し感謝申し上げます。
当事務所は、主に京都の不動産に関する問題を中心に取り扱ってきました。不動産賃貸管理会社からの管理業務に関する紛争、オーナーからの建物明け渡しに関する交渉、賃料増額に関する相談、不動産の評価額が問題となる相続問題や、不動産の共有に関する問題等に数多く携わってきました。
当事務所は、問題の解決にあたり、【正義】、【専門性】、【前進】の姿勢を大事にしております。
【正義】
弁護士は、人の紛争に関わる以上、正義感を持たなければいけないと理解しております。顧客が弁護士に相談に来られるのは、紛争に直面して悩みを抱えておられるからです。それは、個人でも法人でも同じです。悩まれて、理不尽さを感じているのは、そこに正義があるからと信じております。事情をお聞きして顧客に寄り添うことで、顧客の正義がどこにあるのかを見出し、正義を実現することを大事にしております。
弁護士の役割は、評論家的な立場で「こうすればよい。」「ああすればよい。」というように述べるものではなく、紛争の最前線に立って悩みを抱えておられる方のために動き、解決に導くことを心掛けております。顧客の納得のいく解決に導くためには、顧客とコミュニケーションを密にすることが肝要であり、弁護士へのアクセスをよくすることに努めてきました。
【専門性】
法律問題の研鑽だけでなく、現場主義を大事にしてきました。不動産に関する問題は、現場に行かなければわからないことが沢山あります。現場に足を運び、何が問題になっているかを、自分の目で見て確認してこそ、正しい解決に導けると信じております。
不動産に関する紛争では、土地の価格や賃料の試算、契約不適合部分の査定、工事費用の査定、税金の試算等が必要となります。そのため司法書士・税理士・不動産鑑定士・土地家屋調査士、建築士等の士業や、建設会社・不動産会社等の事業者との連携が欠かせません。当事務所では、長年にわたり不動産に関する問題に携わってきたことで信頼できる士業・事業者の方々と連携しております。
【前進】
事件に対し弁護士1名だけでなく、事務所の組織力で問題解決に当たることが当事務所の特徴です。当事務所では、人材の積極的な採用と労働環境の改善にも力を入れて、人材育成を進めております。また、従前のやり方を踏襲するだけでなく、生成AIやIT機器も積極的に活用し、時代の変化に対応する迅速に良質なサービスを提供できるよう努めております。
当事務所は、不動産問題に特化することで、不動産に関する新たな問題に関する相談が集積し、それが当事務所のノウハウとなり強みとなっております。他の事務所で断られたような困難な問題であっても、蓄積した知識や新しい法制度を駆使して、困難な問題に対して取り組む姿勢を大事にしております。
当事務所の【正義】、【専門性】、【前進】の姿勢は、これからも変わることがありません。京都に根差した信頼いただける事務所として、また、顧客が大切にされている思いや権利の実現のために必要とされる事務所として、正義感を持ち、専門性を有し、問題解決に向かって前進していく次第です。
経歴
| 1998年3月 | 私立洛南高等学校 卒業 |
|---|---|
| 2004年3月 | 神戸大学法学部 卒業 |
| 2008年3月 | 東北大学法科大学院 卒業 |
| 2009年9月 | 司法試験合格 |
| 2010年12月 | 京都弁護士会 登録(第63期) 田中伸法律事務所 勤務 |
| 2020年4月 | 弁護士法人北大路 開設 |
| 2026年2月 | 田中伸法律事務所と弁護士法人北大路との経営統合により、名称を「弁護士法人田中・上羽法律事務所」に改める |
著書等
| 2012年5月 | 京都市上下水道局「個人情報保護と人権」 |
|---|
講演録
| 2018年7月 | 国民生活研究 第58巻第1号「私設私書箱の詐欺への悪用と規制のあり方」(共著) |
|---|---|
| 2018年6月 | 第87回民事介入暴力対策京都大会協議会「特殊詐欺の撲滅を目指して~犯罪インフラ対策の推進~」にて「私説私書箱業者への責任追及と悪用対策」に関する研究発表 |
新元 太郎
shimmoto taro
京都で大学、大学院及び司法修習を修め、この度田中・上羽法律事務所に入所いたしました。
ご相談に至るまでには、様々なご事情やご不安があることと思います。そのひとつひとつに真摯に向き合い、最善の解決を実現できるよう努めてまいります。
皆様のお力になれるよう日々研鑽を重ねてまいりますので、何卒よろしくお願い申し上げます。
経歴
| 2023年3月 | 京都大学法学部卒業 |
|---|---|
| 2024年11月 | 司法試験合格 |
| 2025年3月 | 同志社大学法科大学院卒業 |
| 2026年3月 | 司法修習終了(第78期)・弁護士登録(京都弁護士会) |
| 2026年4月 | 弁護士法人田中・上羽法律事務所 入所 |
